Fortranコンパイラ
Fortranを使うためには**コンパイラ(Compiler)**を用意する必要があります。
- コンパイラはプログラム→機械言語に変換するためのソフトウェア
- 商用ソフト等と異なり、Fortranコンパイラは複数存在しています
Fortranを使う際には、(1)テキストエディタ等でプログラムを書いて、(2)コンパイル(機械言語に変換)して、(3)それぞれをリンクして、(4)実行するという手順が必要になります。
Fortranコンパイラはフリー(無料)のものと商用(有料)のものが併存しています。
- Fortranはかなり古い言語でFORTRAN 77という昔の仕様が存在しています。その後、仕様が変更になり、Fortran 90/95➔Fortran 2003➔Fortran 2008と進化してきました。
- Fortran 90/95以降は技術進歩(CPUのマルチコア化など)に合わせた機能の追加が主ですが、FORTAN 77とFortran 90は書き方が大幅に異なります。
- 現代においてFORTRAN 77で書くことはありえないと思いますが、FORTRAN 77で書かれたコードを読んだり、(自分が書いたコードと一緒に)コンパイルをする機会はあるかもしれません。
- 現在手に入るFortranコンパイラはFortran 90/95をベースにして、Fortran 2003やFortran 2008の規格を(全てではなく場合によっては一部だけ)組み込んだものになっています。
コンパイラ:無料
GFortran
GNUプロジェクトのFortranコンパイラです。
詳細なインストール方法は↓を参照してください:英語
- MacユーザーはHomebrew経由でのインストールをオススメします
- WindowsユーザーはWindows Subsystem for Linuxを使うのが良いのではないかと思います
Installing GFortran — Fortran Programming Language
NVIDIA HPC SDK